2014-06-17から1日間の記事一覧
「(…)―――だから、人は哲学する際、ついにはいまだ不分明な音声だけを発したくなるような段階へと到達する。―――しかし、そのような音声は、一定の言語ゲームの中にあってのみ、一つの表現になっているのである。いまや、その言語ゲームが記述されなくてはなら…
では最初から考えてみよう。なぜ高度に発達した科学は魔法と区別がつかないのだろうか。その答えは先の魔法少女の概念と同じである。科学の概念自体が魔法を内在的に有しているからなのだ。科学は使いすぎると魔法と同じになってしまう。その存在論的差異は…
コンピューターについて重要な点はまさにコンピューター自身が、「どうなっているかは決して分からないにもかかわらず、簡単に利用できること」を知っているという形式にある。コンピューターは自己言及の弁証法的おしゃべり、つまりヘーゲルの自由の見世物…
「(…)個人の理論が実際にその時代を超え出るとすれば、そして彼が一つのあるべき世界をしつらえるとすれば、このあるべき世界はなるほど存在しているけれども、単に彼が思うことのなかにしかない。つまりそれは、どんな好き勝手なことでも想像できる柔軟にし…