風鈴神社

自然の囁きを声として反復することでメロディーを生み出すブログ兼放射性廃棄物処理場。はじめての方は「☆☆☆」か「はじめての方向けの引用」のカテゴリーからどうぞ。

2016-04-03から1日間の記事一覧

必殺技の壊変2

・デュオニュソスの巫女とコンピュータの巫女。殺戮と無関心によってしか祈ることができない。核兵器と神を重ね合わせ自分のカードを信じること。あらゆるものから声が視えるのはあらゆるものから価格が剥がれ落ちて剥き出しの空虚をさらしているからだ。放…

必殺技の壊変

・人類を食糧として効率化する文字通りの意味での兵站戦略が開始されたのは神々が二進法を採用してからのことなのだが、人間を単に食べるというのではあまりにも不味いので色々と注文がだされるようになった。例えば軍用兵器の娘に結婚したいと言わせるとか…

壊変性楽器による声の召喚12

・学問研究は何のためにあるのか。それは学問研究を続けることにある。これは経済がどのように安全に資産を管理できるかから出発して所有権は安全でなければならないという結論を導きだしたのに似ている。カントがもし学者たちに実際に理解されたら学問はヘ…

壊変性楽器による声の召喚11

・人間が善く生きるためには死後の生活が幸福になることを心がけるべきだというのは正しい。但し仏教は地獄や輪廻が精神上の出来事であるということを知っているがキリスト教は悪魔が地獄で苦しんでいる姿を自分の目で見たいと思っている。これはメディア上…

壊変性楽器による声の召喚10

・ウィトゲンシュタインの議論は口からでる声と内面の声の区別によってよく表現されるだろう。例えば「私はなぜ人間の声を聴くことができるのかわからない」。たぶんここで人格を記号として仮定し合う言語ゲーム以外に二つの選択肢があるのだ。つまり悲鳴と…

壊変性楽器による声の召喚9

・ハネケの『ピアノ教師』。常に絶対的な規律で反抗そのものが好きなことの強要で丸めこられているがゆえに欲望を持つことができないまま欲求不満がたまるがポルノでは何の快楽も得られないにも関わらず堕落するための義務として血を流す習慣を行う。 ・男性…

壊変性楽器による声の召喚8

・マルクスの問題提起は労働者が搾取されていることにあるのではなくて商品生産における労働の論理が普遍的になっているからこそ革命によって技術の束縛から解放されなくてはならないということにある。自己疎外が成立するのは一般化された大量生産における…

壊変性楽器による声の召喚7

・人間は何度失敗しても諦めない限り成長することができる。ぶっ壊れた玩具は成功することも失敗することもできないし認められるために努力したり諦めたりするということが理解できない。ただひたすら自分が生まれていないということを考え続けるために狂い…

壊変性楽器による声の召喚6

・大衆社会における民主主義の本質は腐敗を嘆かせることにある。なぜならテレビや新聞などのくだらない情報によって自分の好きなことを心置きなく楽しめるようにして社会のことは官僚に任せるというのが労働大衆の一致した願いだからである。この事はネット…

壊変性楽器による声の召喚5

・『脱線』電気を使用してイデアとなった文字を変換して光の波動による可視化を実行することは声の権威が決定的に失墜したということである。これはプレイヤーとキャラクターの区別は人気によってしかつかないということを意味する。そうであるからこそ召喚…

壊変性楽器による声の召喚4

・自然を労働の技術として生産することで利益の証拠である貨幣を、商品のイメージであるキャラクターの声を担保できるスマートフォンと交換するには少女か怪物のカードが欲望の対象として表現されなくてはならない。しかしこの解釈では魔法少女や変身ヒーロ…

壊変性楽器による声の召喚3

・スクリーン上のキャラクターに消費者のまなざしを送ることでスピーカーやイヤホンから生の声を受けとるゲームはただちに「俺の嫁」を大量生産し恋愛を物語るためのアニメ製作者達を誕生させてしまう。だからまなざしの無数の窓に対応するためにカードが貨…

壊変性楽器による声の召喚2

・いかにして何かしているような見かけをとらずに何もしないことができるのか。好きなことをするための自由な時間ではなく悠久の虚無である退屈と倦怠に耐えることを特権として宣言しよう!死者や動物は退屈に耐えるということがないのだから、無知への勇気…

壊変性楽器による声の召喚

・吉本隆明との総体的戦いで末期の悲鳴を上げたニューアカに東浩紀はエロゲーとデータベースの思想を掲げて颯爽と登場し大学の無理解にヘソを曲げた。彼はよき市民として再出発し世間に迎合することも敢えてやって見せたがちょっとでも誠実な人々から猛反発…