2014-06-21から1日間の記事一覧
「(…)1936年以降、潜在的にはドイツ最大の権力を握るようになったヒムラーは「武装したボミヘアン」の仲間ではなく、厳密にはモッブにも属してもいなかったからである。この絶滅工場の組織者たちはナツィ運動の初期の指導者達の誰よりも「正常」であり、俗物…
(…)われわれの銘記しなければならないことは、アレクサンドレイア的文化が、長期にわたって存立し得るためには奴隷階級を必要とするということである。しかるにこの文化は、その楽観的な生存観において、かかる階級の必然性を否定し、そのため、「人間の尊厳…
努力信仰。これが学校で流行っている比類ない宗教であるが、これがなんのために導入されなくてはなならないか少し考えてみよう。勉強ができない子供は努力ができないと言われる。最近ではそれは個性だとすら言われている!なんと言ういつも通りの誤解だろう…
学校という収容所はどうだろうか?義務教育、これは一つの誤解である。正確に言えば拷問にあう権利、ということになるだろう。学校に求められていることはただ一つだ。「善い」人間を造るということ、資格証明書をもらうということ。学校は誰のためにあるの…
「性欲が『人間』の死滅していく機能であるというフロイトの推測についてブレヒトが述べているところによれば、その推測は、衰亡しつつあるブルジョワ階級と衰亡期にあった封建階級とを区別するものであり、つまるところブルジョワ階級はみずからを人類全体…