2014-07-03から1日間の記事一覧
ニーチェのロマン主義批判は、この点に関して適切な洞察を与えている。つまり生成の態度にも二種類あり、ディオニュソス的な、過剰から、未来へのあふれる力が一方にあるとすれば、もう一方には、出来損ないの窮乏し零落している破壊への意志、破壊せずには…
実験動物と聞くと、すぐにやれ拷問だ、薬漬けだ、拘禁だというものが出てくるが、実際一番実験的なのは市場経済であり、そしてインターネット環境の創造のほうである。我々全員が常にアンケートに答えているような対象として扱われるということこそが、実験…
そもそも我々には戦争に反対するような論拠があるのだろうか。おそらくこの点で最悪なことはアーレントの言うとおり、「この時代の偉大さは帝国建設にあるのでも帝国主義の一時的勝利にあるのでもなく、帝国主義に対する国民国家の初めから負けと決まった戦…
「では、要するに「祖国防衛」とは何であるのか。それは、経済とか政治などの分野に由来する、何か基本的な概念なのだろうか。とんでもない。それは要するに、戦争の正当化を意味する、最もありふれた、どこにでも使われる、ときによるとじつに俗物的な語句…